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lit.link 以外に WordPress は選択肢に入らないの?という話

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最近は、SNS のプロフィールから飛ばす先として lit.link のようなリンク集サービスを使う場面を見ることががかなり増えました。

実際、あれはとても便利です。すぐ作れて、すぐ公開できて、プロフィールの導線をひとまとめにできます。まず発信を始める、ひとまず窓口を作る、という目的ならかなり相性がいい選択肢です。

その一方で、使っているうちにふと出てくるのが、「これ、WordPress のほうが合う場面もあるのでは?」という感覚です。

これは lit.link が悪いという話ではなく、発信の段階や目的によって、向いている道具が変わるという話です。

発信のハードルは、昔よりかなり下がった

高校生の頃、ガラケーで HTML をポチポチと打ち込んで改行もせずにタグを書き出していた時期が私のインターネットの始まりです。ガラケーのメールアドレスを使ってガラケーのブラウザから無料HPに会員登録して入力フォームにガラケーのテンキーを複数回押して角括弧やaタグ、trタグなどで形式を揃えて<br><br><br><br> でページの余白を作成、<center> で中央寄せしてstyle="color:#fff" での色変更。入力文字数を稼ぐために改行は無しで1行になったコードをあっちを直してこっちの文字を書き換えて。

あの頃を思い出すと、今は本当に簡単に情報発信できるようになりました。

WordPress が出てきたときには、「専門知識がなくても自分のサイトが作れる」という感覚がありました。その後は SNS が広がり、さらに lit.link のようなリンク集サービスが出てきて、「まず置いておく場所を作る」ことがどんどん手軽になっています。

この流れ自体は自然な進化だと思います。超便利。良い世の中になりました。

しかしながら、 lit.link だけで充分とは思いません。「今必要なもの」がHTML打ち込みやWordPressを使う以外にも別の選択肢のほうが便利になった、というだけです。

だからこそ今は、どれが正解かではなく、「自分が今どの段階にいるか」で選ぶのが大事です。

lit.link の強みは、とにかく手軽なこと

まず整理しておきたいのは、lit.link にははっきりした強みがあるということです。

  • すぐ作れる
  • デザインや設定で悩みにくい
  • SNS と相性がいい
  • 1ページで必要なリンクをまとめやすい
  • 試しに始めるハードルが低い

特に、「まだ発信内容が固まっていない」「とにかく今すぐ窓口がほしい」という段階では、とても使いやすいです。

作ることより発信そのものに集中しやすいので、最初の一歩としてはかなり優秀です。

それでも WordPress が選択肢に入る理由

ただ、発信を続けていくと、リンクを並べるだけでは足りなくなる場面が出てきます。

たとえば、

  • サービス内容をちゃんと説明したくなった
  • 記事として情報を積み上げたくなった
  • 検索からも見つけてもらいたくなった
  • 問い合わせや販売まで一つの流れにまとめたくなった

こういう段階に入ると、WordPress のほうが向いていることが増えてきます。

WordPress を選ぶメリット

今更ですが、私個人のバックグラウンドとしては、プログラマーです。
本職はWebアプリケーションの開発や運用、システム化が得意で自動化大好きマンです。

発信そのものよりも、環境に重きをおいて、1コピペで済む作業を1億回出来るようにするのが好きなのです。

その立場からはWordPressを進めていきたいという気持ちが強くあります。
自分とは価値観が違うと思う人も居るかもしれません。ですが「なぜ?」という部分を理解して選択肢の一つとして持って帰ってもらえたらと思います。

WordPressが選択肢となる、その理由としては以下が挙げられます。

1. 自由度が高い

WordPress は、構成もデザインもかなり自由に作れます。

プロフィール用の1ページだけでなく、

  • サービス紹介
  • 実績
  • お知らせ
  • ブログ記事
  • 問い合わせページ

のように、必要な導線を自分の考えに合わせて組み立てられます。

lit.link のような「決まった型に当てはめる使いやすさ」と比べると、WordPress は「必要な形に育てていける」のが強みです。

2. データが自分の資産として残る

WordPress で作った記事やページは、自分のサイトの中に蓄積されていきます。

発信内容、導線、アクセスデータ、問い合わせの流れなどが、あとから改善できる形で残っていくのは大きいです。

短期的には違いが見えにくくても、数か月、数年単位で見ると、「積み上がる場所がある」ことはかなり効いてきます。

3. SEO で検索流入を狙える

リンク集サービスは、基本的には「すでに自分を知っている人を案内する場所」です。
SNSで知った人がプロフィールからリンクに飛んで他のSNSに飛ぶ。その流れのみを想定しています。

一方で WordPress は、記事やページを増やしていくことで、検索から新しく見つけてもらえる可能性が増えてきます。

つまり、

  • 今を発信した SNS から今来る人を受ける場所

だけではなく、

  • 今の情報を未来に検索した人と出会う場所

にもなります。

今発信すればすぐに届くのは利点ですが、常に発信し続ける必要があります。
WordPressに投稿すれば1ヶ月に10人に届く内容でも1年以上継続的に10人届く内容になるのはザラにあります。何もしなくても100人、千人、時間とともに増えてきます。

ここは、長く運用するならかなり大きな差になります。

4. 収益導線をまとめやすい

WordPress では、

  • 記事を読んでもらう
  • サービス内容を知ってもらう
  • 問い合わせしてもらう
  • 申し込みや購入につなげる

といった流れを、1つのサイトの中、1ページで設計できます。
SNS中心であれば

  • SNSで人を集める
  • lit.link でサービス内容への誘導
  • form.run で問い合わせしてもらう
  • booth での購入につなげる

それぞれのサービス、リンク、誘導が毎回必要になります。

「プロフィールの繋ぎ合わせ」だけでなく、「興味を持った人が次にどう動くか」まで自由に考えられるのが強みです。

5. サービス動向に影響されない

あなたが重要だと思っている機能がある日全く使えなくなるようになる可能性があります。

Xの検索機能が使い物にならなくなったり、Instagramのおすすめアルゴリズムが変更されて流入が激減した、form.run の機能に合わせての問い合わせしか受け付けることができない

ある程度の依存や制限は必要になるのは当たり前ですが、最小限に抑えるために複数の選択肢を持つことができるようになります。

6. ブランドとしての信頼感を作りやすい

lit.link のデメリットとしては、独自ドメインが使えないということです。
独自ドメインで運用しているサイトは、それだけで一定の信頼感があります。

もちろん中身が伴っていることが前提ですが、外から見たときに、

  • ちゃんと運営している感がある
  • 制作する手間を知っている人からの良い判断材料になる
  • 情報を整理して届ける意思が見える
  • 一時的ではなく継続する前提が伝わる

という印象を持たれやすいです。

個人でも小規模事業でも、この差は意外と効きます。

追加で感じる実務面のメリット

WordPress の良さは、見た目や集客だけではありません。運用面でもじわっと効いてきます。

  • アカウント管理をまとめやすい
  • そのため、チーム運用がしやすい
  • 細かな権限管理で運用ルールを作りやすい

発信が継続フェーズに入るほど、「作りやすさ」より「回しやすさ」が重要になります。

じゃあ、どう使い分けるのがいいのか

結論としては、lit.link と WordPress は対立ではなく、使い分けです。

lit.link が向いている場面

  • とにかく早く公開したい
  • まだ内容が固まっていない
  • SNS の導線をまとめるだけで十分
  • 個人の軽い発信として使いたい

WordPress が向いている場面

  • 情報を蓄積していきたい
  • 検索流入も取りにいきたい
  • 問い合わせや販売まで設計したい
  • 独自の見せ方や導線を作りたい
  • 将来的に機能追加やチーム運用も考えている

まとめ

試作段階や、まずは小さく始める段階なら lit.link はかなり優秀です。

ただ、「簡単に始める」から「積み上げて育てる」に目的が変わったタイミングでは、WordPress は十分に有力な選択肢に入ってきます。

過去の発信が資産として残ること、検索から新しい接点を作れること、そして外から見たときの信頼感まで含めて考えると、ある程度しっかり運用していくなら WordPress のほうが合う場面は多いです。

もし今 lit.link を使っていて、「リンクをまとめるだけでは少し物足りない」と感じ始めているなら、その時点で WordPress を検討する理由は十分あると思います。

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