最近、野菜をどうやって無理なく食べるかをずっと考えています。
健康のために野菜を食べたほうがいいのは分かっているのですが、実際にはなかなか難しい。献立を考えて、買い物をして、調理して、さらに美味しく食べる。毎日のことになるとかなり手間です。
最初は「もっと簡単にしたい」が目標でした。そこから少しずつ、「効率よくしたい」「とにかく野菜を食べる」「せっかくなら美味しくしたい」と欲が出てきます。人間は慣れると次を求めるものだなと感じます。
そんな試行錯誤の末に、今のところの完成形として落ち着いたのが具だくさんの味噌汁でした。
ただ、一般的にイメージされる味噌汁とはちょっと違います。感覚としては「野菜の煮込みを味噌でまとめた料理」に近い。汁物は簡単なのに満足感が高く、野菜も自然に食べられるので、かなり便利です。
実は昔はそこまで味噌が好きではありませんでした。千葉出身なので、どちらかというと醤油文化です。目玉焼きにも醤油、餃子も醤油オンリーで酢は入れない、揚げ物にも醤油、卵かけご飯もかなり濃いめ。たまに味の素。塩分はだいたい醤油で摂取してきました。
だから味噌に対してあまり意識が向いていなかったのですが、改めて使ってみると凄さに気づきました。
そもそも「味噌汁」という名前が少し損をしている気がします。定食についてくるような、薄い出汁に少しだけ味噌を溶かして、乾燥ネギが浮いているくらいのものを想像してしまう。でも実際には、もっと自由でいい。
今回の話の革新部分としては「野菜と米の相性」です。
生サラダって、ご飯とあまり合わない気がしています。唐揚げ定食に普通にサラダがついてくる。生野菜と唐揚げは良い、しかし米に生野菜は無理でしょ。ドレッシングだばだば。なんか罪悪感。
でも野菜は食べたい。お通じは良くしたいし、便秘でお腹が痛くなるのは嫌です。
そこで先人の知恵として、「和え物」や「味噌汁」があるんだなと気づきました。
最初は胡麻和えをよく作っていました。今も作っていますが、野菜を茹でた汁を捨てるのがもったいなく感じるようになって、胡麻和えだけでは野菜が足りない気持ち、手間もそれなりにかかるのでもっと簡単に作れるものとして、そこから自然と具だくさん味噌汁に進化しました。
野菜をただ煮込むだけだと、味がどこかまとまらないんですよね。野菜は火を通すと甘みが出るし、米も甘みのある食べ物なので、全体がぼやける。コンソメや中華だしも試しましたが、具材との相性を結構選びます。
その点、味噌はすごい。
全部を「味噌味」としてまとめてくれるのに、それぞれの具材の味はちゃんと残る。キノコも青菜も根菜も、それぞれの存在感が消えない。かなり手間をかけて発酵しているだけある調味料だなと思います。
最近は冷蔵庫の端に残った野菜を適当に切って、出汁で煮込んで、最後に味噌で整える、という流れで落ち着いています。だいたいそれで美味しい。
小松菜は特に好きです。キノコ類も安定して合います。この前は試しに余っていたエビカツを入れてみたのですが、意外と良かったです。豚汁に油が浮いていて合うので、揚げ物系も割といけるんですね。
逆にパプリカは少し甘くなりすぎる感じもありますし、人参も味が強いので量が多すぎるとマッチしない感じはあります。
こういうのを試しながら、「何を入れてもなんとかなる」という安心感が味噌汁にはあります。
とても美味しいです。
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