WordPress のプラグインは、思いついた瞬間に完成するものではありません。
多くの場合、「作り始めた理由」と「最後までやり切る理由」は別のところにあります。
BeastFeedbacks は、私が以前参加した WordCamp Kansai 2025 への参加をきっかけに生まれたプラグインです。
実はこのプラグイン、最初にコードを書いたのは 2023年。
しかしコードが完成しても実際にWordPressディレクトリに公開している作業が1ヶ月待って修正して3ヶ月待って別のところを修正の指摘が入り手が止まってしまい、しばらく“半ば放置”の状態になっていました。
それでも今回、「あきらめずに公開まで進めよう」と決め、ようやく WordPress.org に公開するところまでたどり着きました。
この記事では、
- なぜこのプラグインを作ったのか
- どんなことができるのか
- なぜ今あらためて公開したのか
を紹介します。
BeastFeedbacks とは何をするプラグインか
BeastFeedbacks は、WordPress サイト上で
「訪問者の反応を、できるだけ軽く・自然に集める」
ことを目的としたフィードバック収集プラグインです。
コミュニケーションを取るためのコメントを書くほどではないけれど、
- この記事は役に立った
- 解決した/しない、どちらの印象に残ったのか知りたい
- ターゲット層に向けた簡単なアンケートだけ取りたい
といった“気軽なフィードバック”を拾うための仕組みを、ブロック(機能)として提供します。
追加される主なブロック
BeastFeedbacks を有効化すると、ブロックエディター(Gutenberg)に以下のようなフィードバック系ブロックが追加されます。
いいね(Like)ボタン
記事の末尾などに設置できる、シンプルな「いいね」ボタンです。
コメントよりも心理的ハードルが低く、「読んだ」「役に立った」の意思表示として使えます。
選択式投票(Choice Voting)
複数の選択肢を用意して、どれが選ばれているかを集計できます。
QAページでの「役に立った/役に立たない」などを気軽に実施する簡易投票に向いています。
アンケートフォーム(Survey)
自由入力や選択式の設問を組み合わせた、簡単なアンケートを作成できます。
フォームプラグインほど重くなく、「まず聞いてみる」用途を想定しています。
収集したデータはどうなるのか
集めたフィードバックは、WordPress の管理画面から確認できます。
- 回答日時
- 表示されていたページ URL
- 回答内容
といった情報を一覧で確認でき、CSV 形式でのエクスポートにも対応しています。
「とりあえず集めて、あとでスプレッドシートで眺める」
そんな使い方を想定しています。
なぜ一度止まり、そして公開したのか
このプラグインは、2023年の時点で「動く」状態までできていました。
ただ、
- WordPress.org への公開準備
- README の整備
- 細かい規約やチェック対応
といった “公開のための作業” が長期に渡り、後回しになり、そのまま止まってしまいました。
それでも、WordCamp への参加や他の開発経験を通じて、
作ったものを、ちゃんと世に出すところまで含めて「開発」
だと考えるようになり、今回あらためて公開作業に向き合いました。
完璧ではありませんが、
「まず公開し、使われながら育てていく」
というスタートラインに立てたことを大切にしています。
こんな人に使ってほしいプラグインです
BeastFeedbacks は、次のような方を想定しています。
- コメントがほとんど付かず、読者の反応が分からない
- アナリティクスを入れているが実際のアクション結果も知りたい
- 本格的なフォームを入れるほどではない
- 記事改善のヒントを少しでも集めたい
- ブロックエディターで完結させたい
「分析ツールよりも、もう一歩手前の声」を集めたい場合に、ちょうどよいプラグインです。
最後に
このプラグインは、イベント参加という“場の力”と、
途中で止まってしまった経験、
そして「それでも公開する」という判断の積み重ねで生まれました。
もしあなたのサイトでも、
- 反応が見えない
- でも重たい仕組みは入れたくない
と感じていたら、一度 BeastFeedbacks を試してみてください。
今後も、少しずつ改善しながら育てていく予定です。

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